あの夏、君に恋してる


今日は委員会の日。

夏空先輩とペアで行動する日だ。

夏空先輩じゃなかったら、こんな風に考えなかったかな。とか思うと、恥ずかしくておかしくなる。


「あ。夏空先輩…今日は宜しくお願いします」


「叶瑚ちゃんは照れ屋さんなのかな?先輩だからって緊張しなくて良いんだよ。」


いや。夏空先輩だからです。

なんて言えるはずもなく。

親切に教えてくれる夏空先輩の隣で、恋の始まりと言わんばかりに、私はドキドキしていたー…
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