あの夏、君に恋してる
「ん〜じゃあ今日はみんなでカラオケってのはどう?」


陽向がそう言うと、女子達は若干不機嫌そうだが、陽向にそんな顔は見せられず、しぶしぶOKを出していった。


「みんななら、夏空君も来てくれるの?」


ちっ。余計なことを言う奴だ。


「そーだそーだ!たまには夏空も来いよ!!お前、彼女居ねえし良いじゃんか!」

「え?そうなの?いつも女子と遊ばないから、てっきり彼女いると思ってた!」
「夏空君、いなかったの?私、狙っちゃおうかな…」
「私も夏空君と遊びたい!」


陽向のワナだ。まんまと引っかかった。くそ。あいつ何がしたいんだよ。
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