二番目……
それからは

居残りのハウスでおやつも一緒に食べないし

『おはようございます』だって………園長先生にしか言わなかった。

悠が悲しそうに見てたけど………

大キライ!!……………………になるんだもん……………。

唯ちゃんを泣かしたんだから………嫌われたって……しょうがないんだからね………。




「ねぇ~ケンちゃん。
最近、森先生と遊ばないんだね??
先生…………淋しそうだったよ。ケンカでもした??」

心配そうに話す唯ちゃん。

「うん!ケンカしたよ!!
唯ちゃんを泣かしたから、怒ってやったんだ!!
いい?悠に意地悪されたら守ってあげるから…言ってね。」

「ええっ!!…………ケンカって………私のせい???」

「唯ちゃんのせいじゃないよ。悠が悪いんだから!」

「あっ、えっ!!……違うの。
森先生は、全然悪くないよ。私が困ってたから…助けてくれたの。
あっ、どうしよう…………。」

………………………ええっ!!!悠が意地悪したんじゃないの!!!

「…………………どうしよう…………。」

「ごめんね………私が泣いたから…大変なことになっちゃった!」

焦ってる唯ちゃん。

でも……………僕の方がもっと……………焦ってる。

あれ程僕の事を思ってくれて、おやつを食べたり海に行ったりウサギのお世話をしたのに…。

悠が優しいこと………………いっぱい知ってるのに……嘘を信じちゃった。

悠が唯ちゃんを独り占めするかもって思ったら………

ちょっとだけ……悠の事をキライになったからなんだ…………。

このまま悠が友達止めたらどうしよう~
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