"鬼"上司と仮想現実の恋
「料金を今、お支払いいただきますと、明日
チェックアウトの手続きをする事なく、
そのままお帰りいただけますが、いかが
いたしましょう?」

「今、払います。
これで。」

部長はカードを出してサインをする。

部長が鍵を受け取ると、私たちは9階に上がった。

「うわぁっ
何これ!?」

部屋に入ると、そこには夢の続きがあった。

「疲れただろ?
シャワーを浴びておいで。」

部長に言われて、現実に戻る。

そうか、私、ここで…

私は赤い顔を見られないように、うつむきながら、

「はい」

と返事をして、バスルームに入った。

ジャグジー付きのお風呂。

入ってみたいけど、今はシャワーだけで済ませよう…
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