"鬼"上司と仮想現実の恋

「暁里、体、大丈夫？」

「うん。」

「初めてなのに、無理させたかな…と思って。」

「ううん。
幸せを噛み締めてた。
私、部長に出会うために、生まれてきたの
かな…って。」

「暁里、かわいすぎ。
こっちは、朝から襲ったら嫌われるかなって、
必死で我慢してるのに。」

「え？」

私は恥ずかしくて、手で顔を覆った。

「暁里、顔、見せて。」

部長に優しく手を外されると、またキスが落とされた。

今度は、深い深いキス。

「ん…」

部長の手が、私の素肌を滑る。

私はまた幸せの波にのまれていく。

大好き…