"鬼"上司と仮想現実の恋
翌日
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9月21日(金)

昨日、彼からプロポーズされました。
だけど、同時に彼の秘密を打ち明けられ、驚き過ぎてプロポーズのされたのに感動に浸る間もありませんでした。
だから、今頃になって、自分の左手の薬指を見て感動しています。
私…大好きな彼と幸せになります。
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左手の写真と共にアップした。

なんとなくずっと左手を見てしまう自分がいる。

つり革を持っている時も、定期入れを出す時も、歩いている時でさえ、つい左手を眺めてしまう。

つい、にやけそうになる顔を引き締めて、会社に入る。

「おはようございます!」

挨拶をして席に着く。

一瞬、悠貴さんと目が合い、お互いにふっと微笑んだ。

だけど、私はいつもと変わりなく、仕事の準備をしていく。
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