"鬼"上司と仮想現実の恋
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16時。

「ただ今、戻りました。」

私は、営業先から帰社した。

「契約書です。
お願いします。」

私は750万円の小さなシステムの契約書を悠貴さんに手渡した。

「お疲れ様。
おめでとう。
これで、3日連続の契約だな。」

「はい。」

私は笑顔で返事をして席に戻る。

残務を片付けて、明日の準備をする。

見積書や提案書を作っていると、あっという間に定時を過ぎていた。


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19時。

「暁里さん!
そろそろお腹空きません?」

桜が声を掛けてきた。
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