"鬼"上司と仮想現実の恋
あぁ!!
あの時か!!

記憶にない…
恥ずかしい…

部長が助手席のドアを開けてくれたので、

「お邪魔します。」

と乗り込んだ。

私は、運転席の部長に紙袋を差し出した。

「部長のお忘れ物です。
一応、洗濯してアイロンはかけておきました。」

部長は、それを受け取ると、

「ありがとう。」

と言って、後部座席に袋を置いた。


車は、静かに走り出した。


─── 20分後 ───

!!!
まさか!?
なんで!?

車をホテルのロータリーに停車すると、部長はボーイさんに鍵を預けた。

< 25 / 407 >

この作品をシェア

pagetop