"鬼"上司と仮想現実の恋
きゅん…

悠貴さんの気持ちが嬉しくて、私の心が震える。

隣から伸びてきた悠貴さんの手が私の手を握る。

ふふっ
この後の事を考えるとちょっと緊張するけど、2人でいられるこの時間が幸せだなぁ…


・:*:・:・:・:*:・

名古屋で乗り換えて、大垣に着く。

駅までは旭と晴が車で迎えに来てくれた。

「旭、晴、ありがと。」

私が言うと、

「いえいえ、素敵なお兄様のためですから。」

と旭。

「くくっ
旭ちゃん、ありがとう。」

悠貴さんが言うから、

「えっ!?」
「えっ!?」
「えっ!?」

私たち3人は声を合わせて驚いた。
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