"鬼"上司と仮想現実の恋
「だけど、東京で結婚式って言ってたじゃ
ない?」
「うん。
そのつもりだったけど、暁里が向こうで
やりたいなら、それでもいいかなぁと思って。」
「悠貴さんは?
お友達も向こうの方が多いんじゃない?」
「まぁ、友達は向こうの方が多いけど、
取引先はこっちが多いから、何とも
言えないんだけど。
父は、これを機に俺の存在をアピールしたい
みたいだし。
だけど、結婚式は俺と暁里のものだから、
そんなのは放っておいてもいいかなぁと
思うんだ。
どうしても必要なら、こっちでもう一度
披露宴みたいなパーティを開いてもいいし。」
と悠貴さんは言う。
そして、悠貴さんは、私をじっと見て、
「純粋に暁里が好きな結婚式をしていいって
言ったら、どんな結婚式をしたい?」
と聞いた。
「ええ!?
すぐには決められないよ。
水族館も素敵だけど、悠貴さんよりイルカが
気になっちゃいそうだし。
チャペルも憧れるけど、私の中のお嫁さん像は
打掛で縁側から出てくるものだし。
お正月に家族とも相談してきていい?」
私が聞くと、
「もちろん。」
と悠貴さんは答えてくれた。
ない?」
「うん。
そのつもりだったけど、暁里が向こうで
やりたいなら、それでもいいかなぁと思って。」
「悠貴さんは?
お友達も向こうの方が多いんじゃない?」
「まぁ、友達は向こうの方が多いけど、
取引先はこっちが多いから、何とも
言えないんだけど。
父は、これを機に俺の存在をアピールしたい
みたいだし。
だけど、結婚式は俺と暁里のものだから、
そんなのは放っておいてもいいかなぁと
思うんだ。
どうしても必要なら、こっちでもう一度
披露宴みたいなパーティを開いてもいいし。」
と悠貴さんは言う。
そして、悠貴さんは、私をじっと見て、
「純粋に暁里が好きな結婚式をしていいって
言ったら、どんな結婚式をしたい?」
と聞いた。
「ええ!?
すぐには決められないよ。
水族館も素敵だけど、悠貴さんよりイルカが
気になっちゃいそうだし。
チャペルも憧れるけど、私の中のお嫁さん像は
打掛で縁側から出てくるものだし。
お正月に家族とも相談してきていい?」
私が聞くと、
「もちろん。」
と悠貴さんは答えてくれた。