"鬼"上司と仮想現実の恋
私から悠貴さんへのプレゼントは、お財布。

「ありがとう。」

悠貴さんは、嬉しそうに微笑んだ。

「悠貴さんが、いつも持っててくれる物を
あげたくて…」

私が言うと、

「嬉しいよ。」

とさらに顔をほころばさた。


悠貴さんからのプレゼントは、一粒ダイヤのネックレス。

「これ…!?」

「指輪とお揃い。
俺も暁里がいつも身につけてくれる物を
あげたかったんだ。」

と照れ臭そうに笑った。

「ありがとう。
大切にするね。」

私がそう言うと、悠貴さんは

「付けてあげる。」

と言って、ネックレスを付けてくれた。
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