"鬼"上司と仮想現実の恋
朝礼が終わり、私は仕事に戻る。

しばらくして、桜がやってきた。

「暁里さん、
あけましておめでとうございます。」

「あけましておめでとう。
いいお正月だった?」

私が聞くと、桜は少し頬を染めたように見えた。

「暁里さん、新年会しましょ。
今夜、時間あります?」

桜が聞く。

「大丈夫だけど、今日、まだ月曜日だよ?」

私が言うと、

「金曜日にしたかったんですけど、きっと
歓迎会が入ると思って…」

と言う。

ま、確かに、そうかも。

「じゃ、ちょっと待って。」

そう言って、悠貴さんの所へ行く。

「部長、今日、新年会に誘われたんですけど、
行ってもいいですか?」

「誰と?」

「桜たちと。」

「じゃあ、店が決まったら、連絡。
帰る時にも連絡。
いいね?」

「はーい!」

それを聞いて桜にOKの返事をする。
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