"鬼"上司と仮想現実の恋

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18時。

「暁里さん、仕事始めですよ。
いきなりそんなに頑張らなくても…
そろそろ行きません？」

桜が呼びに来た。

「ごめん！
あと10分、待って。
これで終わるから。」

私はそう言って、作成し直した提案書を保存して確認する。

誤字・脱字があってはいけない。
丁寧に確認して、印刷をする。

タブレットで説明をする事も多いが、紙の方が見やすいと言う人もまだまだ多い。

提案書の準備を終えて、桜と百合ちゃんに声をかける。

「お先に失礼します。」

挨拶をして3人で駅裏のワインバーに向かう。


「乾杯。」

3人でグラスを合わせた。