"鬼"上司と仮想現実の恋
私は、白無垢、色打掛、白無垢、カラードレス、ウェディングドレスと何度も着替えた。

でも、大変だったのは、ヘアメイクさんで、私はお人形のようにされるがまま。

「桜たち、ここまで見に来てくれるなら、
披露宴に招待すれば良かった。」

私が言うと、

「そうだな。」

と悠貴さんも頷いた。


「暁里、幸せになろうな。」

悠貴さんは、腕を緩めて私の顔を見て言った。

「うん。」

私が頷くと、悠貴さんはもう一度私を抱きしめた。




この悠貴さんの腕の中が、

生涯、私の居場所…






─── 結婚式 Fin. ───
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