"鬼"上司と仮想現実の恋
「マジ!?
お前、部長、直属かもしれないって事!?」

「いやぁ、でも、部長は忙しいし、それは
ないんじゃないかなぁ?
時々、様子を見るって事なのかもね。」

「それでも、部長にそこまで言われるって
事は、余程期待されてるんだな。
ちょっと羨ましいかも。」

「えぇ〜!?
"鬼"って言われてた人だよ!?
恐怖しかないんだけど。」

「ははっ
まぁ、泣かされたら、慰めてやるよ。
安心していじめられて来い。」

「それ、酷くない?」

私たちは楽しく食事を終えた。


「コーヒーでも飲みに行く?」

田中君が聞いた。

「デザート食べたい!」

と、私が言ったから、2軒隣の喫茶店に入った。

「ご注文はお決まりですか?」

店員さんに聞かれて、

「俺、コーヒー。
瀬名は?」

「私は、カフェラテとチーズケーキ。」

と答えた。
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