"鬼"上司と仮想現実の恋
「くくっ
おはよう。」

部長が目を覚ました。

「お、おはようございます。」

「お前、今、パニック起こしてるだろ?」

「え? あ、はい。」

「くくっ
知りたい?」

部長が意地悪な笑みを浮かべた。

「知りたい…です。」

「俺も知りたい。
気をつけないと食われるぞ…って注意したにも
関わらず、あんなに酔っ払って記憶をなくした
理由を。」

「えっと、あの、女子会が楽しくて…
気付いたら、記憶がなくて…
あの…
ごめんなさい…」

「じゃあ、お前は、俺に食われてても文句は
ないという事でいいんだな?」

「!!!
それはっ!!!」
< 65 / 407 >

この作品をシェア

pagetop