"鬼"上司と仮想現実の恋
「俺、まだこっちに来て、家と会社と取引先に
しか行ってない。
瀬名、3年以上いるんだろ?
案内しろ。」

「えぇ〜!?
案内出来る程、私も知りませんよ〜」

「じゃあ、一緒に東京見物だな。
とりあえず、飯、食うぞ。」

そう言うと、部長はトーストとコーヒーを出してくれた。

「悪いな。
今、冷蔵庫、空っぽで。」

「いえ、十分です。
ありがとうございます。
いただきます。」

私達は、朝食を食べ、私のマンションへ向かった。


部屋に着くと、

「どうぞ。」

と部長を部屋に入れた…が、慌てて追い出した。

「ちょ、ちょっと、待っててください。」

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