苦いアメ
ひとつ、悩んでいたことがなくなったから少し楽になった。

お風呂上がりにいつもマッサージをしているのだけれど、今日はなんだか色々とあって疲れたから寝ようかな。

私はベットに入り、疲れているせいかすぐに眠りについた。


私は甘く考えていたのかもしれない。
まさか、明日から私の日常が変わるなんて思いもしなかった。




今日もいつも通りに出勤する。
挨拶を済ませると、竹下先輩から呼ばれた。

竹下先輩は、とても綺麗なお方で非の打ち所がなく、仕事も出来る、私が尊敬してる先輩だ。

私はあのことかなと思い、竹下先輩のデスクに行く。

「橋本さん、これから忙しくなると思うけど頑張ってね。まず…聞いてるとは思うけれど、秘書課に所属したまま、春木さんのサポートをして頂くことになりました。あなたのデスクはそのままよ。だからいつも通りにここに出勤してきたらいいわ。それと、朝10時に営業課に行ってくれる？そこに春木さんがいるから、春木さんの指示に従って頂戴ね。サポートということなので、色々と多忙になるけれど体を崩さないようにね。」


「はい、わかりました。ありがとうございます」


その後、竹下先輩に会釈してからデスクに戻る。
腕時計を見てみると、まだ8時半だ。

どうしよ、まだ時間ある…。

秘書の仕事は変わらずあるし、今日使うファイルでも取っていこうかな。



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