苦いアメ
ムッとした。
拒否権なんてない?そりゃありませんよ!
ただの秘書ですもの。
だからってそんな言い方する!?
内心イラッとしたけど、それを出すほど子供じゃない。
「橋本くん、やってくれるね?」
もうNOを言える空気じゃなくなった。
私は断念した。
「わかりました。」
私がそう言った後、社長は心底安心したのだろうか。
先程まで強ばっていた顔が緩まり、優しく微笑んだ。
「では、失礼します。」
社長室から出ると、深いため息が出た。
…絶対、おかしい。
こんなのめちゃくちゃよ。
「納得いかない顔してんな」
振り向くと、春木さんが意地悪な顔をして立っていた。
拒否権なんてない?そりゃありませんよ!
ただの秘書ですもの。
だからってそんな言い方する!?
内心イラッとしたけど、それを出すほど子供じゃない。
「橋本くん、やってくれるね?」
もうNOを言える空気じゃなくなった。
私は断念した。
「わかりました。」
私がそう言った後、社長は心底安心したのだろうか。
先程まで強ばっていた顔が緩まり、優しく微笑んだ。
「では、失礼します。」
社長室から出ると、深いため息が出た。
…絶対、おかしい。
こんなのめちゃくちゃよ。
「納得いかない顔してんな」
振り向くと、春木さんが意地悪な顔をして立っていた。