苦いアメ

不安を感じながらも、秘書課に所属のままだし仕事は山のようにあるので、あまり考えないように仕事に打ち込んだ。

今日終わらす仕事が終わったので、帰ってゆっくりしようと思ってエレベーターのボタンを押す。
エレベーターが来たので、それに乗り込むと春木雅がいた。


「お疲れ様です」


明日からこの人のサポートなんだし、挨拶ぐらいはしておかないとと思った。


な、なんだろう…息苦しいな。


視線が痛いというか…


「橋本だっけ?明日から俺のサポートをしてもらうとけど、足だけは引っ張るなよ。」


「し、しませんよ!」


ハッと気づいたが遅かった。

春木雅は楽しそうに笑っていた。


< 9 / 15 >

この作品をシェア

pagetop