それはきっと、恋でした
「あ、ごめん。僕、話中断されちゃったね。…それで、裕翔は幼なじみとかいたの?」
「まぁ、幼なじみってほどではないけど、いたよ。二人いてさ。三歳の時に、俺はY県に引っ越したから、はっきりとは覚えてないんだけどな」
「あれ?じゃあ、裕翔くんは、もともと何県に住んでたの?」
「ここだよ。K県。だから、今は、帰ってきた。ってことになるな」
へぇ〜、そうだったんだ。
「おーーい!静かにしろー。櫻井の自己紹介の途中だろ!」