この手をぎゅっと、離さないでね?



それなのに、お母さんに好きな人ができた途端に邪魔者扱いされるなんて…。



光琉くんはたくさん戸惑っただろうな。

なんでそんなこと言うの、って。



寂しかっただろうな。

今までずっと一緒にいたのに、って。



そうやってたくさん傷つけられたから、光琉くんも人を傷つけてしまうようになっちゃったのかな…。



「光琉くんは悪くなんかないんだからねっ!悪いのは周りの大人たちだよぉ……」



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