この手をぎゅっと、離さないでね?



私と付き合ってるからって、洋くんの周りをとりまく環境はなんにも変わってないんだもんな。



はるちゃんやその他の女の子たちはいくら洋くんと仲がいいからって、ちょっとは彼女である私の存在を気づかったりするものだと思ってた。



詩織ちゃんもはるちゃんも、これまでどおり洋くんに一緒に遊ぼうとかってよく誘ってるし…。

しかも、私がすぐ近くにいるっていうのに…。



詩織ちゃんやはるちゃんにとって、私っていないような存在なんだろうな。

みっちゃんが言うように、洋くんが『俺には彼女がいるから』っていってくれれば…。



もうちょっと、ヤキモチを妬く回数もへるのかな。



< 128 / 347 >

この作品をシェア

pagetop