この手をぎゅっと、離さないでね?
「なんなら、こうやって2人で話してても周りに誰もいねぇし、キスしてやろうかなって思うけどな」
「そういうもんなんだぁ…」
じゃあ……。
私の膝をまくらにして気持ちよさそうに寝ていた洋くんは、私にはムラムラしなかったってことなのかなぁ。
はるちゃんの言うとおり、私には魅力がないのかも。
甘い展開を望んでいたわけではないけれど、なんかショックだなぁ。
私って子供っぽいし、色気もなんにもないもんな…。