この手をぎゅっと、離さないでね?
洋くんは優しいなぁ…。
自分は食べられないのに、それなのに行こうって誘ってくれるなんて。
私のためだけに、この場にいてくれるんだもんね…?
「なんだか申し訳ないなぁ。ほんとごめんね…」
「俺のことは気にすんなって。前にも言ったけど、俺はあかりが喜んでくれたらそれで充分だから」
あぁ…。
洋くんの私を想う気持ちが嬉しくて、目がうるうるしてきたよぉ。
「それよりも悩んでるなら、またダブルにしたら?好きな味2つ食べれるじゃん」
「あっ……うんそうだねっ!」