恋してる女の子って最高に可愛い
先生が言うとみんな自分の出る競技の事を決めるために立ち上がった。
ていうか……私も行かなきゃじゃん!?
私も急いで立ち上がって、裏の方に集まった。
「ごめん!ぼっーとしてて!」
「遅いよ〜」とクラスの女の子に言われた。
隣を見たら樋口くんがいて、すっかり樋口くんが出ることも忘れていた私は
「あれ?そっか、樋口くんもリレー出るんだっけ」と話しかけた。
「走るの好きだからな、美羽足早いのか?」
「特別早いってわけじゃないけど、50メートル走はぎりぎり7秒代だったよ!」
「なんだ、普通に早いじゃねえか」
「そうかな?樋口くんは?」
「俺は6秒代だったよ」
「えー!すごい!早いね!」と話していると、
「もう決まったから席戻っていいよ〜」とクラスの子に言われた。
なんと、私達が話してるうちに順番が決められていて、樋口くんがアンカー、私は樋口くんの一つ前に走ることになっていた。
先生に順番を告げると、黒板に走る順番で名前が書かれていった。