恋してる女の子って最高に可愛い
あれから1週間が経った、今は土曜日。
ピンポ-ン
お父さんの前の家から引越しの荷物が届いた。
「私出る!はーい!」
「この荷物どこに運べばいいですかねえ?」
「このまま奥に行くと部屋があるのでそこにとりあえず運んでもらえますか?」
「わかりました!」
「お願いします」
私も少しは役に立ててるかな??
「美羽、少し休憩して落ち着きなさい?」
「えっ?私、落ち着いてるよ?」
「お父さんまだかな?まだかな??ってさっきからあわあわしてるじゃないの」
「そんなことないよ!!」
「お茶出してあげるから、そこに座ってなさいな」
肩にてを置かれてそのまま後ろに押されて、強制的に椅子に座らされた。
「お茶美味しい、いつも紅茶ばっか飲んでるからたまには普通の緑茶でもいいね」
「そうよ」
いつの間にか寝ていた私は、起きた時には引越しの荷物が運び終わったのか、ピタリと1人も部屋に出入りしなくなっていた。
ピンポーン
「はーい!」寝起きで体が重いけど頑張って体を起こして玄関のドアを開ける。
「ただいま」
「わあ!?おかえりなさい!!!」
お父さんとお母さんだった。
通りで起きた時、静かだと思った。
「ほら、あなたも」
「ただいま…」とまだこの家の玄関にいる事が信じられないのか小声でお父さんが言っていたので、
「お父さん!おかえりなさい!!」と大きな声で言った。