恋してる女の子って最高に可愛い
やっと職員室までたどり着いた私達。
「はぁ…せんせーい、出来ました……」
「おお、ありがとな!助かるよ!って…やけにお疲れだな」
「誰のせいだと思ってるんですか!?ここまで来るのも大変だったんですよ??」と3人で先生に怒る。
「わ、悪かったって、ほら…!君達も自分の椅子運ばないとなんじゃない?」
「言われなくても今から行きます!!」と怒りながら先生の元を離れて、教室に戻った。
教室に戻るとまだ半数も教室にいて、廊下はいまだ、渋滞していた。
「うちのクラス一番最後だからまだ全然出発してないんだね」
「よかった!間に合ったね!」
「3人ともお疲れ〜、先生に仕事任されてたんだって?」早川くんが聞いてきた。
「ほっっんとに!大変だったんだからね!?」梨奈ちゃんが言う。
樋口くんの方をちらっと見たらパッと目が合ってしまった。
「な、なんだよっ」
「ううんっ、何でもないの!ちょっと気になっただけだから!」
「なあ、明日の体育祭さ、俺らの学年の1000mリレー全部の競技の一番最後なんだってさ」
「え、リレーって普通一番初めの方じゃないの?」とすかさず聞き返す。
「三年、二年、一年の順番でリレーがあるらしくて、最後に1年生を持ってくるのは、今年の1年の運に任せてるんだってよ」
「何その運試しみたいなの」
「それは知らねえけど、ちゃんと俺の走るところ見ててくれよな」
「えっ、そんなのもちろんだよ!当たり前!!」
「よかった、絶対1位取ってみせるから!期待してて」
「わかった!期待してるね!!」
私達は、無事椅子をグラウンドまで運び出す事が出来た。
この私達が運んだ自分達の椅子は、競技に出ない時以外は常にここにいる状態になる。
そのあと、簡単な流れで予行練習した。
「明日、私達の団優勝出来るかな?なんか、楽しみだね!」
私達は明日について会話してこの日の準備は終わった。
あとは明日、体育祭当日に頑張るのみだ。
「じゃあ、また明日ね!」とみんなとわかれて、家に帰る。