恋してる女の子って最高に可愛い
「よし、いただきます!」
お父さんが“いただきます”を言うと、お母さんと私も言う。
「久しぶりに食べるカルボナーラはやっぱうめえな〜」
「めっちゃ美味しい!」
カルボナーラには半熟たまごが乗っていて、フォークでたまごを切ると…中からとろっとした黄身が出てきた。
黄身を絡ませてもう1度パスタを口に運ぶ。
「すごいおいしい!!」
こういうのを濃厚さと言うのだろうか?
なんて言うか、言葉にどうやって表したらいいかわからないほど美味しかった。
主婦をやってるのがもったいないと思ったこともあるぐらいだ。
「よろこんでもらえてよかったわ」
お母さんの作った料理を食べ終えると、お父さんがいつものようにお皿を洗う。
汚れがなくなるようにしっかりとスポンジでこすって、丁寧(ていねい)にすみずみまで洗っていた。
「私明日早いから、先にお風呂入るね」とお父さんに言った。
「おうー!ゆっくり浸かってこーい!」
着替えを持って洗面所に行った。
着替えを台の上に置く。
私の家の洗面所は、なんだか広いと感じる。
お父さんが来る前までは、この広さが少し冷たいな……
なんて思っていた。
お父さんがこの家に戻ってきてからは、この広さも何も苦にならなくて、なんだか暖かいなと思うようになった。
この洗面所からスタートして、お風呂で一日の疲れを取るからだ。
今日1日……、疲れたなぁ。
明日は少し早く行って先輩達が“最後にもう一度あわせて練習しよう!”と言ってきたのだ。
完成度を磨くためだった。
高得点を狙うには、ダンスの難しさ、一体感、自分達が楽しむ事が大事らしい。
それを審査員(先生達)は審査するらしい。
上手くいくといいな…。
お風呂に肩までいっぱい浸かってから出た。
お風呂を出て着替えてから、スキンケアをした。
タオルドライをきちんとして、ドライヤーをかけた。
私は明日に備えていつもより早くアラームセットしてぐっすり寝た。