恋してる女の子って最高に可愛い
樋口くんいる!朝は早いんだ…?
そういえば昨日も早かった。
「樋口くんっ!おはよう!」
「ああ、おはよ」
「片山さん、僕には挨拶してくれないの?」
「あっ、早川くんおはよう…!」
樋口くんの事ばっか考えてたから
早川くんの事忘れてたなんて言えない…。
「なあ、美羽」
「な、なに…?」
私の事をじっと見てどうしたんだろう
「今日は飴…くれねえの?」
「ほ、ほしいの?」
「いや、別に…」
なんか子供みたいで可愛い。
物欲しそうな顔で見てくる。
じっと見つめ返してたらそらされた。
「いいよ、あげる!何味がいいっ?」
「…いちご」
やっぱりいちごが好きなんだ?
「はいっどうぞ!早川くんもいる?」
「くれるの?」
「あげるよ!」
「じゃあ、お言葉に甘えて一つだけ」
オレンジの飴を持っていった。