恋してる女の子って最高に可愛い





「やっとついた〜!」




「美羽ちゃんはどんな服欲しいの?」




梨奈ちゃんが聞いてきた。




「どんな服って言われても…、いまいち自分に合う服がわからなくて、でも可愛い服が欲しい!」




「美羽ちゃんに似合う可愛い服かあ」




「片っ端から探して、いいのあったら試着してこ!?」




「ええ…!?」




「ほら行こっ」




梨奈ちゃんに手を引っ張られお店に行った。




「これなんかどう?美羽に似合いそう」




麗香が私に服を当てながら言ってきた。




「んー…、似合うかなあ…?」




「美羽ちゃん!これとこれとこれ着てみて」




「すいません、試着室かりまーす!」




梨奈ちゃん店員さんに言いながら服を持たされて




「えっ、こんなに??ちょっ…」




バタン




なんか試着室に押し込まれた。




着るしかないか…!




「服着たら全部見せてねー!」




「は、はーい」




「えっ…なにこれ短くない…?」




小声でそうつぶやくと…




「着れた〜?」




ドアを開けると…




「わあ!美羽ちゃんかわいい〜!」




「このスカート少し短くない…?」




「え?普通じゃない?それに、美羽ちゃん足綺麗だし!もっと出した方がいいよ絶対」




「そ、そうかな…?」




梨奈ちゃんと話してると麗香がじっと私のことを見つめてたから




「麗香どうしたの?」




「あっ、いや…いつもの美羽とは全然違うなって思って」




「私じゃないみたいだよね」




「でもやっぱり美羽可愛いよ!」




「ありがとう!!」




「はい、次々ー!」




梨奈ちゃんに次の服を急かされた。




「すごい着るの楽…」




「着れた?」




「どうかな?」




「天使みたい…」




麗香がつぶやいた。




「確かに!天使みたいにふわふわな感じで可愛い、予想以上に似合ってる!」




「白いワンピースなんて初めて始めて着た」




「これ絶対買った方がいいよ!」




「そうかな…?こんな可愛い服似合ってる?」




「似合ってるよ!!それに、似合うかどうかの前に着たい服を着ればいいと思うよ?」




梨奈ちゃんの言う通りかもしれない。




自分が着たいから着る。他の人からどう見られるかなんて気にしてたら何も着れないよね。




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