恋してる女の子って最高に可愛い
自信
ピピピピッピピピピッ
「ふぁ…ぁ…」
実は今日は梨奈ちゃんの家に遊びに行くの!
学校で約束してたんだ〜。
いつものように洗濯物を干したり家の事をしながら、自分の支度もした。
「行ってきます!」
麗香と待ち合わせだけど、いつも先にいるはずの麗香がいないので家に行ってみることにした。
ピンポーン
インターホンのボタンを押す。
するとインターホンから麗香の声が聞こえてきた。
「はい!」
「おはよ〜麗香、いつもの場所にいなかったから家まで来ちゃった」
「あ、ごめん!もう少し待ってて!」
「わかった〜」
そのまま外でしばらく待っていると、麗香が出てきた。
「遅れてごめんね!行こっか」
「うん、行こう!」
喫茶店でおばさんと話したお父さんの事は麗香には言わないように違う話をした。
もし、麗香に言ったら絶対“私も着いていく!”って言うのが分かっていたからだ。
麗香にはお父さんに会った後で全部話すとそう決めていた。
そうこう話してる間に駅についた。
梨奈ちゃんがどこにいるのかわからなかったので、周りを見渡していると…
「あっ、美羽ちゃん麗香ちゃん!こっちこっちー!」と先に私達のことを見つけて手を振って呼んでくれた。
「待たせちゃってごめんね?」と麗香が言うと…
「いいよいいよ!梨奈もさっき来たところだし、それに前遊んだ時に梨奈の方が遅れちゃったし!」と言われた。
お互い様という事にしておこう。
「じゃあ行こっか」と梨奈ちゃんが言った。
梨奈ちゃんの家は駅からそのまま電車に乗って10分くらいのところだった。
ドアを開けて「ただいまー!」と梨奈ちゃんが家の人に言いながら入った。
「入って入ってー!」
「「お邪魔します!」」と言いながら私と麗香は家に入った。
「お母さん!友達連れてきた〜」
「あらあら、話は聞いてるわよ〜!美羽ちゃんと麗香ちゃんね?ゆっくりしてってちょうだいね!」
「あ、はい!」
「美羽ちゃん達先上に上がってて〜階段上がって奥の部屋だから、飲み物とか持ってくね〜」
「わかった!」
梨奈ちゃんにそう言われて先に行くことにした。
「えっと……奥の部屋って言ってたよね」
奥の部屋を開けると、「わあっ……!」と私は驚いてしまった。
「すごい!かわいい、これこそ女の子の部屋だ…」
梨奈ちゃんの部屋はピンクが中心でかわいいお部屋だった。
ドアを開けて部屋の前で驚いていると、梨奈ちゃんがやってきた。
「どうしたの?入らないの?」
「あ、ううん!入るよ!入るけどすごく女の子のお部屋だなって思って!」私がそう言うと
「そうかな??ありがとう!」と梨奈ちゃんが喜んでいた。
紅茶とクッキーを出してくれた。