借金取りに捕らわれて 2

「暴力反対～」と雪斗は笑う。


「俺に何かあったら、黙ってない人達がいるからさ、今思ってることは止めた方が良いよ。」

「そんな言葉に、俺が従うわけがないだろ。」

「どうだろな？まあ、俺の方もあんたの言葉に従うつもりはないけど。」

「警告はした。」

「まあ、俺としてもヒロさんに危害を加えるつもりはないから安心しろよ。ただ俺の彼女になってもらう。
力ずくでもね。」

「わざわざそれを俺に言って、殺されたいのか？」

「あー怖い怖い。ただの、宣戦布告だっての。
まあ、宣戦布告されても、あんたは何も出来ず見ていることになるだろうな。」

傲慢気にそう言って雪斗はニヤリと笑った。