幸せを運ぶもの【短編集】


「ん〜ならちょっと待ってて」


「えっ、いいの?」


彼氏の言葉に表情が明るくなった彼女はとても期待に胸を膨らましているみたいです。


「ん、だけどまだそこにいてね」


そう言った彼氏は、ソファから立ち上がって部屋から出ていきます。


そんな後ろ姿を見ながら返事する彼女は、嬉しそうです。


「は〜い」


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