幸せを運ぶもの【短編集】


「っしゃ!! 炭酸のジュースあるぜ!!」


少し言葉が砕けている男子高校生は、相当嬉しいのかガッツポーズをしています。



「自分は水でいいかな」

「えっ!? 水は買う程のもんじゃねぇだろ」

「炭酸って余計に喉渇くでしょ」

「美味しいからいいだろ」


自動販売機の前でくだらない会話が繰り返されています。


暑いならさっさと買ったらいいでしょうに。


おかしなものですね。


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