ハツコイ
そして、柚がキャミを脱ごうとするものだから…



「柚…本当、どうした?」




嬉しい反面、その行動を止めてしまった。





すると柚が、そのまま俺にくっついてきた。





「だ、だって…わかっちゃったんだもん。」




「わかっちゃった?何が…」





「か、加奈子が…琉偉に恋に落ちる瞬間が…」




………え、そうなの?




あの子が俺に?




全く気づかなかったけど……ってか、本当なのか?




でも、本当かどうかはともかく、それで柚の様子がおかしいのか。




「今度の結婚式でもまた会わせることになっちゃう…。ねえ琉偉、私だけの琉偉でいて…?」




これは…




ま、まさかの…ヤキモチだよな!?




最初から、柚だけの俺だって!!




なんて即答したいところだけど、この嫉妬と酔いで大胆になってる柚を、利用しないわけにはいかない。




「柚…もう一回キスして。」




すると、再び柚からキスの嵐。



そんな柚を抱き上げ、ベッドに連れて行く。




柚のキャミを脱がせ、ブラのホックを外したところで、柚が小さく呟いた。




「琉偉……もっと私を求めて…」




その瞬間、この状況を利用しようとか、そんな余裕はどこかへ飛んで行き…





ただただ、目の前の愛しい人に溺れて行った。




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