ハツコイ
前回の二階会の明くる週の始めのことだった。
パソコンに向かって仕事をしていたら、久しぶりに企画開発時代の同期、真希からメールが来た。
『今日お昼一緒に食べない?』
そのメールにもちろん、と返事をして、再び仕事に打ち込んだ。
そして、お昼。
「真希、久しぶり!」
「デザイン課の仕事はどう?慣れた?」
「少しずつ、だけどねー。」
そんな会話をしながら、いつものカフェに向かった。
だけど席に着いた途端、真希が声を潜めて私に衝撃的なことを言ってきた。
「ねぇ…安座間琉偉と、営業の新田芽衣って子が付き合ってるって噂出てるんだけど…柚奈知ってる?」
「ええっ!?」
思わず大きな声を出してしまい、口元を手で覆った。
「…その反応は、デマってことね。とりあえず安心。もしかして、いつの間にか別れちゃったのかと思って…」
「わ、別れてないよ。だって……一応、婚約したし…」
「そうなの?おめでとう!だったら何も気にすることないんだね!」
パッと表情が明るくなった真希。
だけど、私の心は晴れなかった。
だって…どうしてそんな噂が流れてるの?
パソコンに向かって仕事をしていたら、久しぶりに企画開発時代の同期、真希からメールが来た。
『今日お昼一緒に食べない?』
そのメールにもちろん、と返事をして、再び仕事に打ち込んだ。
そして、お昼。
「真希、久しぶり!」
「デザイン課の仕事はどう?慣れた?」
「少しずつ、だけどねー。」
そんな会話をしながら、いつものカフェに向かった。
だけど席に着いた途端、真希が声を潜めて私に衝撃的なことを言ってきた。
「ねぇ…安座間琉偉と、営業の新田芽衣って子が付き合ってるって噂出てるんだけど…柚奈知ってる?」
「ええっ!?」
思わず大きな声を出してしまい、口元を手で覆った。
「…その反応は、デマってことね。とりあえず安心。もしかして、いつの間にか別れちゃったのかと思って…」
「わ、別れてないよ。だって……一応、婚約したし…」
「そうなの?おめでとう!だったら何も気にすることないんだね!」
パッと表情が明るくなった真希。
だけど、私の心は晴れなかった。
だって…どうしてそんな噂が流れてるの?