ハツコイ
「おーい、酒買ってきたぞ〜!!」
しばらくして、シゲさんとりょうちゃん、そして琉偉3人揃ってやって来た。
みんなの両手には、お酒がたくさん入った袋。
「さて、この前は急だったしバタバタと終わっちゃったからね。今日は柚奈の歓迎会!!」
「百合さん…みんな…ありがとう!」
歓迎会なんて、ビックリしたけど嬉しい。
休日で明日も仕事がないことから、みんなそれぞれお酒を開け始めた。
「柚奈ぁ〜飲んでるかー??」
「飲んでますよー。シゲさんって、お酒弱いです?」
「ああ、そいつてんでダメよ。一杯飲んだらこうなっちゃう。」
「俺は酔ってないぞ〜!!」
完全に酔っ払っちゃってるシゲさんと、顔色変えずに飲み続ける百合さん。
琉偉はと言うと…
ベランダで、りょうちゃんと話しながらお酒を飲んでいた。
しばらくしてシゲさんがぐっすり眠ってしまった頃。
「ね、柚奈。やっぱあんた、琉偉と何かあった?」
百合さんとあーみんにそう尋ねられた。
お酒も入ったからかな。
なんだか、お姉さん的存在の二人に、何もかもを話したくなってしまったんだ。
「実は…」