ハツコイ
翌日。
朝から私はソワソワしていた。
仕事が手につかなくなるくらい、安原さんになんて言おうか、頭の中でずっとシミュレーションしていたくらい。
お昼ご飯も、今日はオフィスで済ませることにした。
食堂とかに行って、安原さんに会っちゃうといけないし…。
そんな風に悶々と考えながらコンビニのサンドイッチを食べ終えた時だった。
「あれ?珍しいな。」
その声に、身体がビクンと飛び跳ねる。
「や、安原さん…」
今、一番会いたくなかったよ…。
「前を通りがかったら、倉科の姿が見えたから。今日は食べに行かなかったの?」
「はい。ちょっと仕事が溜まっちゃってて…」
我ながら苦しい言い訳。
そして、まともに安原さんの顔が見られない。
「じゃあ仕事の邪魔しちゃ悪いな。頑張れよ。」
安原さんの手が、私の頭をポンと掠めた。
「あ、あのっ!!」
そんな安原さんに、勇気を振り絞って一言。
「今日の帰り…お話、したいことがあります…」
「…それは、この前の返事…ってことかな?」
「…はい。」
安原はニコリと笑って、楽しみにしてるよ、と言ってオフィスを去って行った。
心臓がズキンとする。
だけど、私は琉偉のことが好きだから。
ちゃんと、自分の気持ち言わなきゃ。
朝から私はソワソワしていた。
仕事が手につかなくなるくらい、安原さんになんて言おうか、頭の中でずっとシミュレーションしていたくらい。
お昼ご飯も、今日はオフィスで済ませることにした。
食堂とかに行って、安原さんに会っちゃうといけないし…。
そんな風に悶々と考えながらコンビニのサンドイッチを食べ終えた時だった。
「あれ?珍しいな。」
その声に、身体がビクンと飛び跳ねる。
「や、安原さん…」
今、一番会いたくなかったよ…。
「前を通りがかったら、倉科の姿が見えたから。今日は食べに行かなかったの?」
「はい。ちょっと仕事が溜まっちゃってて…」
我ながら苦しい言い訳。
そして、まともに安原さんの顔が見られない。
「じゃあ仕事の邪魔しちゃ悪いな。頑張れよ。」
安原さんの手が、私の頭をポンと掠めた。
「あ、あのっ!!」
そんな安原さんに、勇気を振り絞って一言。
「今日の帰り…お話、したいことがあります…」
「…それは、この前の返事…ってことかな?」
「…はい。」
安原はニコリと笑って、楽しみにしてるよ、と言ってオフィスを去って行った。
心臓がズキンとする。
だけど、私は琉偉のことが好きだから。
ちゃんと、自分の気持ち言わなきゃ。