サーペンディス 天秤に架けられた少女
試験に合格すれば入学。お母さんにも会える――――。
「私、やるっ。お母さんに会いたい!!」
「おお!!そうかっ、よろしく、セシル」
イーグレットは手を差し出した。私はその手を握った。
「これから、俺達は師弟関係だ。もう誰にも邪魔されない。1度師弟になれば俺達以外この関係を破る事はできない」
「はい」
「このまま、契約の儀式を行う。大丈夫だ。目を閉じてればいい。立って」
私達は立った。