サーペンディス 天秤に架けられた少女
レオナはセシルの傍に寄り、
「ねぇ、イーグレットに何かされなかった?」
あのねぇ~、俺は何もしてないって言ってるだろ?
セシルは首を振った。
「いい?こいつが何かしたら何でも言ってね。」
「だぁ~かぁ~らぁ~、何にもしてないって言ってるでしょ。」
ったく聞かないんだから。
しばらくするとレオナはセシルを連れて夜行列車で帰った。
うまく言い包めば経費で落ちるから、だってさ。
なんて言うか・・・呆れちゃうね。