君を食べたい。
あのきちんと着こなされた制服を丁寧に切り刻めば、ふっくらとした胸とつるりとした白い腹が出てくるんだろう。

その身体は本能のままに食べられる恐怖で震えて、肌は粟立っているんだろう。


きっとその手は、祈るようにして繋がれていて、指先は冷たくなっているんだろう。



その指から、口に含んで、最初は感触を味わうようにして甘く噛んで、放心状態になっているところで思い切り噛んでやりたい。



激痛で悲鳴をあげても僕には関係ない。
煩わしいその声を塞ぐために口付けをする。
僕の口に付いてる彼女自身の血液が、彼女の口にも流れ込んでいく。


そこまで来たら次は首元、胸、腹。
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