眩しいひかり





そう思った瞬間、気持ちが一気に冷めた気がした。


私が先程感じた、この男と私には何か通ずるものがあるという直感が間違っていたからだ。




私にはいない、例え表面上だけでもこうして話しかけてくれる相手が。友達が…




あの男と私は、別世界の人間だ。




分かっていたはずだ。もう何度も。




なのにまた、こうして傷ついて、その傷を無理矢理気付かないふりをする。



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