眩しいひかり




やっと4時間目の授業を終えるチャイムが鳴り響き、みんな一斉に席を立つ。


俺達も目配せし合い、席を立とうとする。




その時、



「蓮司君!」



誰だ。気安く俺の名前を呼ぶ奴は。




しかも、女の声でだ。



不機嫌な顔で女の方を見る。



聖「蓮司ー行ってあげたら?」



いつもと違う顔で俺に話しかける聖。



いや、笑顔は同じだ。だが、目の奥が笑っていない。










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