秘密の約束。
あたしは自分の部屋にこもった。

怖い…。誰か助けて…。






ピンポーン…






呼び鈴が鳴った。こんな時に誰なの…?

一階に行ってインターホンに出てみる。

だけど、おじちゃんが先に出ていた。



「はい、どちら様でしょうか」

『竹内です』



竹内先生………!!

なんで来るの?今更なに?あたしを殺す気?






「来ないで!!!」





気づくとあたしは玄関に向かって叫んでいた。





「嫌だ!嫌だ!来ないでぇぇ」


おじちゃんはびっくりしてあぜんとしていた。



「苺香?」


おじちゃんは正気に戻ったのかもしれない。
あたしを心配してくれてる。

「すいません、取り込み中でして…また後日お話を伺います」

と言って、ガチャンと切った。
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