秘密の約束。
「苺香!!!」







懐かしい声が聞こえた。幻聴かな…

ごめんね。睦月。守れなかった。命がけなんて言ったけど結局無駄死になっちゃった。


ごめんね。





「おい、竹内。お前手を離せ。苺香にさわるな」




本物の睦月だ…!!
でもどうして来たの?


それより


安心しすぎて腰がぬけてしゃがみこんでしまった。


「苺香座るな!くそ、なんでこんなことに…」



睦月が慌てて

少し近づいた。



「近づくな!!近づいたら、こいつを殺すぞ」



あたしの首にぐいっとナイフを突きつけた。



「………お父さん?」



睦月はひろしを見てそう言った。
なんでわかったの?誰かが教えたの?

それより、睦月もころされちゃう!!!
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