おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
アパートに着いてベッドに入るも寝付けるはずもない。
カーテンのすき間から入る穏やかな陽の光がわたしを包んだ。

いいこと、嬉しかったことを思い返してみるけど思い出せば思い出すほど不安が募っていく。
OKかもしれないけどNOかもしれない。
確率を計算したところで答えは出ない…ただあの時点で、すぐ答えをだせる程の想いは水島くんの中になかったという事は確かな事実なんだ。

どんな事でもそう、結果や答えを待つ時間がすごく嫌い。
しかも、いつ返事が聞けるかわからないから余計にそう。
ボーっとしているとチャイムが鳴ってガチャっとカギが開いた。
約束の時間ぴったり。

「昨日は仕事、遅くまで大変だったね。」

優しい彼の腕の中であっさり眠りに落ちていた。

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