おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「あーあ。落ち込んでた時のイタ子ちゃんは可愛かったのになぁ」

「なんでよ!今だって十分可愛いでしょ」

「クックック、自意識過剰すぎだろ!
落ち込んでるイタ子ちゃん可愛かったけど、今は可愛くない」


「なんでよ!幸せな可愛い顔してるでしょ」

「いや、ムカつく顔してるわー」


やまやまとの会話はどっぷり潤くんとの話にならないとこがすごく心地良い。
男友達と話すのとはまた全然違う。
なんというか、女をかき立てられる様なそんな感じ。


「ねぇ佐藤くんはなんで辞めずに夜勤やる事になったの?掛け持ちのバイト大丈夫なの?」


「けいいちなぁー。なんか知らないけど急に、オレ夜勤やりますよ!って言ってきたらしいよ」


「そうなんだ!でもよかったね。ちょっとは楽になるでしょ?」


「まぁな。もしかして、けいいち…イタ子ちゃんの事好きだったりしてー笑」


「なんでよ?そもそも佐藤くんみたいなタイプは、わたしみたいなタイプ絶対好きにならないでしょ!」


「イタ子ちゃんその辺よくわかってるよねー!けいいちは、キレイめのギャルが好きだからねー。まぁ、ここの仕事楽だからここに絞ったんじゃない?夜勤なら手当てつくし」


やまやまの話を聞きながら、ベストタイミングな佐藤くんに感謝していた。


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