おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
会話…。


会話がないとか、つまらないとか、そういう事ではなくて…
まずテンポが合わないというと、わかりにくいかもしれないけど。やまやまと話す時はテンポが良くて話しやすいしノリやすい。


潤くんとの時は、お互いに気を使っているのもあるのか元々なのか、テンポが合わないから盛り上がりに欠けてしまう。
ワーワーした楽しい話が盛り上がりというわけじゃなくて、波のある強弱のある話ということ。
だから記憶に残るような会話やセリフ、言葉がまるでない。


記憶に残る会話がしたい、言葉がほしい、というのはわたしの中でテーマでもあって…
そんなの知ったこっちゃないだろうけど、それがある人とは深く繋がっていられる。
目の前でイカ刺しをつまむ男友達2人もそれに当てはまる。

ラブラブ絶頂期なはずの1ヶ月半という時期なのに、同時進行のせいか…面影に惹かれたせいか。

浮かない表情のわたしがここにいる。

だからと言って別れたいと思っているわけではない。

なにか新しい動きを望んでいる。平凡が嫌いなだけ。





「なんでお前はそんなに全てうまくいくんだよー」


なげくゆうじに同感するしゅんちゃん。

「モテ期なんだよ、モテ期」


この時、本当に最高にモテ期だった。

調子に乗るのも仕方ないくらい…最高にモテ期だったんだ。



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