おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「またイタ子ちゃんが客に番号渡されたよ!笑」
佐藤くんが出勤するや否や、やまやまはムダに大きな声で言った。
潤くんはもちろん、佐藤くんにもやまやまにさえも、こういう事は知られたくないのに…
こうも続くと話題になるのも仕方ないけど、わたしの中では別に大したことじゃないのにな…なんて。
そう思っているのに…
「1人にしない方がいいんじゃないっすか?」
佐藤くんがやまやまに言った。
「オレもそれは考えてる。」
「えっ?!そんな事しなくて大丈夫だよ!」
2人の話に珍しく口を挟んだ。
だってそんな必要ないし…って事はやまやまと潤くんの休憩がなくなるって事だから。
佐藤くんはタイムカードを押しながら、
「あこちゃんは隙だらけだから心配」
と、低い声でサラッと言い残して着がえにバックヤードへ向かった。
なんだかドキッとしてしまって、やまやまに気がつかれないように慌てて何か他の話題を振っていた。
「そういえば昨日さ、」
と、話し出した言葉は遮られて。
「けいいちってさ……いや、まさかな…。んなわけないよな…」
首を傾げたりメガネに触ったりしながら真剣な顔をしているやまやま。
どうしたの?と、聞けない雰囲気だった。何かを察したかのような…そんな感じ。
佐藤くんが出勤するや否や、やまやまはムダに大きな声で言った。
潤くんはもちろん、佐藤くんにもやまやまにさえも、こういう事は知られたくないのに…
こうも続くと話題になるのも仕方ないけど、わたしの中では別に大したことじゃないのにな…なんて。
そう思っているのに…
「1人にしない方がいいんじゃないっすか?」
佐藤くんがやまやまに言った。
「オレもそれは考えてる。」
「えっ?!そんな事しなくて大丈夫だよ!」
2人の話に珍しく口を挟んだ。
だってそんな必要ないし…って事はやまやまと潤くんの休憩がなくなるって事だから。
佐藤くんはタイムカードを押しながら、
「あこちゃんは隙だらけだから心配」
と、低い声でサラッと言い残して着がえにバックヤードへ向かった。
なんだかドキッとしてしまって、やまやまに気がつかれないように慌てて何か他の話題を振っていた。
「そういえば昨日さ、」
と、話し出した言葉は遮られて。
「けいいちってさ……いや、まさかな…。んなわけないよな…」
首を傾げたりメガネに触ったりしながら真剣な顔をしているやまやま。
どうしたの?と、聞けない雰囲気だった。何かを察したかのような…そんな感じ。